音楽ワークショップ 2005年度以降の学校関係事業はこちら 歌うことは多くの人が気軽に体験できるアートの一つである。子どもから高齢者まで、レベルの違いはあっても歌うことは楽しいと実感する機会は多い。ここには主に小中学生対象の継続的なワークショップ以外のものを掲げる。小中学校については別ページに記載した。 |
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2003年度 ●中学校・アウトリーチ アーティスト:スバンホルム・シンガーズ(スウェーデンのア・カペラ男声合唱団。団員23名。) 場所 :朝日中学校音楽室 対象者 :全校生徒・23名 開催日 :2003年7月14日 13:30から14:20 概要 :来日公演を朝日町サンライズホールで開催するに当たり、招聘元の潟ジーク・レーベンとの協議により、来町日程に合わせたワークショップが開催できることになった。音楽担当の工藤教諭との話し合いで、全校生徒を対象としたワークショップを開催することに決定し、事前に学校・ホール・招聘元(スバンホルム・シンガーズ)の3者で内容と進行についてメール等により協議が進められた。 学校側からは学校祭でのプログラムの一助としたい、音楽の楽しさを実感できる機会としたいなどが要望として出され、ホール側からも、音楽の授業として成立することを前提としたいくつかの提案を合わせて招聘元と話し合った。 授業は公開とし、教員、関係者、町民などに告知し、約30名が教室内で参観した。 授業の流れ : 1 アーティストの簡単な紹介をし、拍手でアーティストを音楽室に招き入れる。 2 一列に並んだ生徒と1m程度の距離で向かい合ってアーティストに立ってもらい、アーティストに歌ってもらう。 3 そのままの体勢で生徒たちが歌う。 4 全員が交互に混じって円形に並ぶ。全員で「荒城の月」を歌う。スコアは事前送付済み。 5 コンダクターのアドバイスを受けて、もう一度歌う。 6 生徒たちからの質問と、団員からのアドバイス。 7 工藤教諭の伴奏・指揮で全員で「メリー・ポピンズ」の曲を歌う。何度も教諭が指導を入れていく。 8 アーティストから生徒へ歌のプレゼント。 9 生徒から団員へ折鶴のプレゼント。 その他 : 1 ワークショップの日の夜に開催されたコンサートには、多くの中学生、教師が来場した。 2 後日、アーティスト側からは更に時間があれば、もっと有意義な交流を図れたのではないかとの感想が寄せられた。 ●白春大学音楽ワークショップ 開催日:10月9日及び20日 各2時間程度 講師:菅野 龍雄 参加者:白春大学生徒(高齢者) 概要:旭川市内を中心としてシルバーコーラス団体などの指導を続けている菅野龍雄氏を招聘し、合唱のワークショップを開催した。参加者の年齢が高く、経験者もほとんどいないことから、基礎的な音楽レッスンを主眼とせずに、慣れ親しんだ童謡、唱歌、流行歌などをユニゾンで楽しく歌うことを目的とした。成果は10月23日にサンライズホールで開催される白春大学祭で発表され、訪れた観客に元気な歌声を披露した。 |
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2005年度 ●上川館内教育研究会管内研究大会・音楽ワークショップ 指導:大森智子(ソプラノ・藤原歌劇団) 河本充代(ピアノ伴奏) 対象:上川館内小中学校音楽教諭 参加教諭:21名 日程:10月25日 13:30〜15:40 場所:士別南中学校音楽室 地域の音楽教諭を対象とした研究会が士別市内で開催され、そこでの模擬授業を通じて参加教諭向けのワークショップを要望された。南中学校吹奏楽部生徒46名を仮のクラスとして、大森氏のワークショップを実施した。 あらかじめアーティスト、担当教諭、ホール職員の間でワークショップの内容、目的、進め方などについて協議を重ね、前半では実際に歌うことについての指導を中心とし、後半をミニコンサートとすることとした。合唱指導の曲目はあらかじめ教諭側から次の2曲が提案されていた。 今日の日をありがとう 作詞:田川伸一郎 作曲:大嶋和野 心の瞳 作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし プログラムは次のとおり。 1 参加者及び生徒への趣旨説明 2 アーティスト誘い込み 3 独唱 アヴェマリア 4 独唱 ムゼッタのワルツ 5 合唱指導「今日の日をありがとう」 6 合唱指導「心の瞳」 休憩 7 独唱 夜の女王 8 独唱 アメイジンググレイス 9 絵本朗読と歌 「おやすみなさいお月さま」 10 独唱 赤とんぼ 11 アーティストと参観教諭との質疑応答 12 終了挨拶 参観後の教諭アンケートでは「子どもたちの歌声がどんどん変化していく様子に驚いた」「地域の公共ホールとの連携によって素晴らしく充実した研修であった」などの声が寄せられた。 |
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